金利属性ってなんのこと?あると無いには違いがあるの?

金利属性が融資の金額や、審査に大きな影響があるとききました。そもそもこの【金利属性】というものはどんなものなのでしょうか?それは、やはりあるのと無いものでは大きな違いがあるのでしょうか?また違いがあるのだとしたら、どんなことに気をつけるべきなのでしょう。

【金利属性】とは借りる人の個人情報によるものです

金融機関が融資をする際にする査定。それは個人情報をもとにこの人に融資をして大丈夫なのかどれくらいの融資が可能なのかなどを割り出すことに由来します。金融機関が恐れているのは貸し倒れですから安心して融資できる優良なお客様を望んでいるのです。

つまり金利属性がある=金利属性が高いケースは融資できる金額が大きかったり条件が変わってくるのに対して金利属性がない・もしくは低いケースは銀行など審査の厳しいといわれてる金融機関であると審査落ちになってしまうこともあるのです。つまりは融資してもらえるかどうかの基準になっているのがこの【金利属性】ということになります。

金利属性は勤続年数が多かったり、収入の金額・年齢・既婚しているかどうか・現在ある借金の有無だったりが基準になります。つまり信用度といっても過言ではないでしょう。

ですから日ごろの過ごし方が大事だったりします。むやみに転職や転居を繰り返すなどが多かったりした場合などはこの金利属性が下がってしまう場合があるからです。金利属性=自分に対する金融機関からの査定ということになります。

金利に消費者の個人的な属性は考慮されない

金利に消費者の個人的な属性は考慮されません。
理由は簡単で、金利というのは最初から法律によって一定の範囲に限定されているものだからです。キャッシングにおける属性というのは、簡潔に言うとこれからお金を借りる人の情報の事を言います。金融機関はお金を貸す機関ですので、貸したお金をきちんと返済することができる人物なのかどうかを判断するために、その人の属性そのものを確認するわけです。

しかし、これと利息は全くと言って良いほど関係がありません。そもそも、キャッシング会社が請求することができる利息というのは、利息制限法という法律によって制限されています。一昔前までは、これに加えて出資法という法律も利息の上限の決定として参考にされていたのですが、この法律は法改正によって参考にすることが出来なくなりました。

出資法と利息制限法の二つを利用することによって生まれる利息の法律的な穴の事をグレーゾーンなどと言った表現で表していたのですが、利息に関する法律的な条件は法改正によって厳しくなったのです。金融機関が請求できる利息の範囲が限定的になったことから、自然と消費者の負担が減るようになりました。具体的には、金融機関が融資に金額を増やせば増やすほど利息の範囲は小さくしなくてはいけなくなったのです。これは金額によって明確に定められており、10万円未満は20%、100万円未満は18%、そして100万円以上は15%という具合に金額が大きくなればなるほど消費者の負担を減らすように設定しなくてはいけません。

もちろん、この上限ぎりぎりの範囲を消費者に請求するかどうかはキャッシング会社の裁量次第になるのですが、少なくともこの上限を超える利息を請求すると行政処分の対象となってしますので、キャッシング会社は好きな利息を請求できないわけです。そして、利息は金利の設定によってはじめて発生するものですので、やはりこの設定に個人の性質は全く関係ないと断言できるのです。

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